現代病とも言われるストレス
現代はストレス社会
仕事の忙しさや職場の人間関係など、様々な要因により感じるストレスは、まさに現代病とも言えます。ストレスが積み重なる事によって、最悪の場合過労死や自殺に繋がります。仕事によっては1日中パソコンのモニターに向かっているという人も多いでしょう。このような状態は精神的な疲労が溜まりやすいと言われています。また、営業職でも携帯端末が一般化されてからは常に行動を管理されているような状態になり、それが精神的な疲労に繋がっています。人間関係に関して言えば、最近メディアに取り上げられる事も多い「パワハラ」などによって追い込まれる人も多くいます。
これらのストレスにより引き起こされる心の病気は、1度かかってしまうと復帰するまでに時間を要するので、やむを得ず退職するというケースも多く存在します。以下にストレスによって引き起こされる病気を紹介します。こうならないようにも普段から生活改善に努め、できる限りストレスを回避しましょう。
うつ病・パニック障害
ストレスによって引き起こされる病気の代表的なものと言えば、うつ病です。うつ病になると気分が常に落ち込んだ状態になり、何をするにも気力が続かず、マイナスな方向へと思考が向いてしまいます。うつ病が原因で自殺するケースも多いです。
次にパニック障害です。パニック障害を発症すると、いきなり激しい動機に襲われ、めまいや冷や汗が止まらなくなります。大きな不安や恐怖に襲われ、じっとしていると死んでしまうのではないかとパニックを起こします。
適応障害・PTSD
環境が変わったストレスや普段の生活のストレスが原因で起こるのが適応障害です。陰鬱な気分や不安感に襲われ、それに反発するために乱暴な言動が出てしまうなどの症状があります。加えて、震えや激しい動機といった症状も起こります。
そして、ショッキングな事が起きた際に受ける強烈なストレスにより発症するのが、PTSDです。いわゆる「トラウマ」となる体験をした後に、それに近い体験や環境に晒された時にトラウマとなる記憶がフラッシュバックし、脳や身体の機能に支障をきたします。
摂食障害・アルコール依存症
若い女性に多いのが摂食障害です。摂食障害は食事を拒む拒食症とその逆の過食症に分ける事ができます。無理なダイエットによるストレスで引き起こされる事が多い病気で、近年増加傾向です。
また、アルコール依存症もストレスによって引き起こされる病気の1つです。アルコールによって脳が麻痺する感覚に、普段のストレスに対する逃げ場を求めます。これが常態化し、自分の意思で飲酒をコントロールできなくなった状態がアルコール依存症です。ある程度年齢が上の男性に多い印象ですが、最近は生活のストレスから若い主婦などにも多くみられるようになってきました。